- トップページ >
- ■【はっしーのレビューかいてみた。】SONY MDR-MI1ST は次世代のモニターヘッドホン
■【はっしーのレビューかいてみた。】SONY MDR-MI1ST は次世代のモニターヘッドホン
◆ ハイレゾ対応 スタジオモニターヘッドフォン SONY MDR-MIST
はい。毎回、僕が気になったアイテムを不定期に紹介していこうかなぁーっと思っているだけで、一向に更新がされないこのシリーズですが、
今回は、発売から話題になっているSONY のプロフェッショナルモニターヘッドフォン MDR-M1STを紹介してみたいと思います!
なお、すでに色んなお店さんが書いているのに、今更感はあるのは気にしない方向で
MDR-M1STを見てみよう
ではでは、ソニーさんからデモ機をお借りしましたので、早速開封してみましょう。
MDR-CS900STやMDR-EX800STと同様に、非常に簡素なパッケージ。
こいうところにお金をかけていないのが業務用って感じです。(知らんけど)
で、中身を取り出してみました。
本体、ケーブル、取り扱い説明書となっております。
知っている方も多いと思いますが、このSONYのスタジオモニターシリーズはメーカーの無償修理期間はありません。すべて、有償で修理対応になります。
ですから、保証書は入っていませんのでお間違えなく。
ヘッドホンのハウジングは90度回転するスイーベル仕様で収納もコンパクトになります。
接続ケーブルは3.5mmの4極仕様。自分好みの音質を追及されたい方向けに、リケーブルができるのは嬉しいところですね。
また、ネジ止めができるので不意に抜けたりする事はありません。
イヤパッドがMDR-CD900STと比べて、厚みがあります。
MDR-CD900STのように長時間はめていても、耳は痛くなりずらいかなと思います。
同じように、ヘッドバンド部分も厚みがあり、柔らかくソフトな装着感ですね。
みんな大好き、MADE IN JAPAN!知る人ぞ知る、ソニー・太陽株式会社にて製造です。
MDR-M1STとMDR-CD900STを聞き比べてみよう
では、実際に音を聴いてみましょう。
でも、先に言っておきます。聴いた印象はあくまで個人の感想です。
参考程度に読んでくださいね。
まずは、試聴環境ですが、せっかくなので、24bit 96kHzが再生できる環境で聴いてみたいと思いまして、
Amazon Music ULTRA HD に加入いたしまた。(自腹で!)←ここ重要
今回は、Apple Mac miniにAmazon Music appをインストール。
オーディオインターフェースにNative Instruments KOMPLETE AUDIO 2(24bit 192kHz対応)を使用。
なお、比較用で使用したMDR-CD900STは私の私物。(10年選手です。)
では、松任谷由実さんの「やさしさに包まれたなら」で試聴開始!
[音楽ソース情報]
・24bit 96kHz
・FLAC
・ロスレス音質
[MDR-CD900ST]
私がMDR-CD900STに持っている印象は、非常に平面的なサウンドの鳴り方で各楽器の音声の位置や音量を聴き分けるという感じです。
この楽曲でも、同様の印象です。
すべての音声は、はっきり聴こえてはいるのですが、中音域の少し下辺りの周波数が聴こえてなかったり、高音域の少し下あたりの周波数が聴こえていなかったり、するので、どうしてもハイハットなんかはキンキンした金属製の耳障りな部分が目立ってしまっている感じを受けてしまいます。
また、イントロの右側から聴こえるアコースティックギターも、アコギの中低域のふくよかな音声部分が聴こえなく、薄っぺらいサウンドになっています。
ただその分、ボーカルとバックミュージックの分離感がわかりやすくなっているのかなと思います。
[MDR-M1ST]
まず、驚いたのはイントロ部分のアコースティックギターのサウンド。MDR-CD900STでは聴こえていなかった、中低域のふくよかな音声部分はちゃんと聴こえており、アコースティックギターらしいサウンドになっています。
かといって、コンシューマーのヘッドホン様に音をよくする様に低音が強調されているわけではなく、丁度いい低音域を再生しています。
また、リバーブ解像度が良く、減衰感も聴こえており、音場に奥行きがでています。
ボーカルは顔にめっちゃ近いところでなっている印象で、コンプレッサーのかかり具合やエフェクトのかかり具合なんかもはっきり分かります。
ベース音も芯のある重低音を鳴らしつつも、柔らく聴こえてきますので非常に聴き心地が良いです。
各楽器の位置関係がバランス良く聞こえるので、録音スタジオのコントロールルームで聴いているかの印象です。
感想
長年、プロ現場で使用されているMDR-CD900STはこれからも使われ続けると思います。
そういった意味では、ミュージシャン同士、エンジニア同士の共通の音として手にしておくべきかなと思います。
ただ、これからのハイレゾ音楽のミックスが増えて行く中、MDR-CD900STでは再生しきれない音像をMDR-M1STは再生をしてくれます。
もし私がモニターヘッドホンを所有していないとして、MDR-CD900STとMDR-M1STの2択で選ぶとしたら、迷わず、MDR-M1STを買います。(知らんけど)