管楽器 ヤマハ オイル用ノズルのつけ方

ヤマハ　オイル用ノズルのつけ方

管楽器を使用していると欠かせないのがオイルです。
ピストン用にはバルブオイル、ロータリー用にはローターオイルやロータースピンドルオイル、スライド用にはスライドオイル、などなど...
オイルにも様々な種類があり、それぞれ対応したものを使用するかと思います。

しかし、オイルの先端は案外太くなっており、キイの細かい部分や奥まった部分にあるロータリーに使用する場合は少しやりづらいのではないでしょうか。
そんな時におすすめなのが、ヤマハの　オイル用ノズル　です。
 

　オイル用ノズルとは？　
ヤマハのオイル用ノズルは主に２種類あります。(2024年11月時点)

専用品になりますのでご購入際には対応商品をお確かめ下さい。

▼ローターオイル用ノズル（RON）

ノズルの部分が長くなっていて、奥まったローター部分にもオイルを使用しやすくなっています。
ローターに注油する際、抜差管内部に触れず、ローターへ直接注すことが可能になります。
※ヤマハ管楽器の購入時、付属品としてついてくるローターオイルには使用できません。ご注意ください。

▼オイル用ノズル（ON）
キイオイル各種、ロータースピンドルオイル、レバーオイルに使用できるノズル。
先端が細くなっているため、細かな部分のお手入れがやりやすくなります。

　※使用時の注意ポイント※　
・１つのノズルを複数のオイルで使用するのはやめましょう。
　オイルが混ざってしまうので、逆に動きが悪くなったりする恐れがあります。
　必ず１つのオイルにつき１つのノズルで使用するようにしてください。
・先端が細くなっているので怪我などに注意しましょう。
　先端は金属製のため、人はもちろん、お使いの楽器にもキズをつけてしまう可能性もがあります。
　細心の注意を払って利用するようにしてください。
・使用後は必ずノズルキャップを付けましょう。
　ノズルキャップはカチッとはまる手ごたえがするところまではめてください。
　そしてその際ノズルの先端部分をノズルキャップについているスポンジの真ん中に確実に収納するようにしてください。
　もしずれてしまった場合、オイル漏れの恐れがあります。ご注意ください。
（↓オイル漏れ　参考画像...）


　オイル用ノズルのつけ方　※ノズルそれぞれで装着方法が違うので注意※

▼ローターオイル用ノズル
１.新品のオイルを使用する場合は、オイルのキャップを開けて中栓（もともとついているノズル）に針などで穴を開ける。


２.中栓は外さずにノズルを取り付ける。


▼オイル用ノズル
１.ペンチなどを利用して中栓を取り外す。


２.付属している交換用中栓を取り付け、針などで穴を開ける。



３.その上にノズルを取り付ける。



ノズルがなくてもオイルは注せるので必ず使用しないといけないわけではないですが、ノズルをつけることにより狙ったところにオイルが注せるので、日々のお手入れのやりやすさは格段にアップします。
少量ずつ注せるので、オイルの節約にもなりますね。
普段のお手入れのプラスアルファとして、ぜひ取り入れてみてください！