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管楽器 ヤマハ シルバープロテクターを使って変色を予防しよう!
ヤマハ シルバープロテクターを使って変色を予防しよう!
※銀製および銀メッキ用プロテクターなのでラッカーや金メッキなどには効果がありません※
毎日クロスでピカピカに磨いていても、日が経つとどうしても変色してしまう・・・
変色を取るために研磨材が入ったクロスなどで何度も磨くのは、メッキが剥げたり管体が薄くなってしまう気がして抵抗がある・・・
しばらく楽器を触る機会がなく、お手入れをする暇がないので変色してしまうか心配・・・
管楽器を使用していると、1度くらいはこのような心配をしたことがあるかと思います。
そんな時におすすめなのがシルバープロテクターです。
シルバープロテクターとは?
銀製および銀メッキの表面をコーティングし、それにより変色(硫化)を防ぎ、楽器の美しい光沢を維持するための液剤です。
効果維持期間は約3か月。使用状況によっては異なります。
なぜ楽器は変色するのか?
突然科学的な話になりますが、変色する原因として「硫化」が起こるからと言われています。
では「硫化」とは何なのか・・・?
それは、銀の原子と硫黄の原子が結びつく科学反応により「銀」から「硫化銀」になることです。
銀が硫化銀になると、もともと銀色だったのものが黒や茶色に変色してしまいます。
人の手や汗、皮膚のタンパク質に硫黄の成分が含まれているので、日々楽器を使用しているとどうしてもこの化学反応は起こってしまい、銀製や銀メッキの管楽器・マウスピースなどが変色してしまうわけです。
そんな「硫化」を予防できるのが「シルバープロテクター」ということです!
では、それらを踏まえて、シルバープロテクターを使っていきましょう。
※使用前の注意ポイント※
・シルバープロテクターはあくまで変色を「予防」するものなので既に変色してしまっている部分に塗っても効果はありません。
なので、使用前に変色を落とす必要があります。
既に変色してしまっている部分はシルバークロスやシルバーポリッシュなどを使い、変色落としてから使用しましょう。
・手の汗や油分がついてしまっていると効果は薄まるので、変色がなくても一通り通常のクロスで拭いてから使用しましょう。
・シルバープロテクターを使用する際のクロスは、日常で楽器を磨くクロスとは分けたほうが良いでしょう。
シルバープロテクターの使い方
1.変色を防止したい部分をきれいに磨く。
![](https://www.watanabe-mi.com/images/shop/1/KANrepair/17283606443568.jpg)
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2.シルバープロテクターをよく振った後、クロスに1~2プッシュ吹きかける。
![](https://www.watanabe-mi.com/images/shop/1/KANrepair/17283614884841.jpg)
4.シルバープロテクターを噴射したクロスで、磨いた部分を拭く。
![](https://www.watanabe-mi.com/images/shop/1/KANrepair/17283614995998.jpg)
※使用後の注意ポイント※
・シルバープロテクターの使用後にシルバーポリッシュやシルバークロスなど研磨効果があるものでのお手入れは控えましょう。
せっかく塗ったシルバープロテクターの効果が落ちてしまいます。
・効果維持の目安は3か月ですが、使用頻度や触りやすい・触りにくい部分によって効果の持続期間は変わってきます。
自身で使用する中で、変色の様子を見ながら使用しましょう。
変色を予防できれば、研磨効果のあるクロスやポリッシュで磨く頻度が減り、それにより元のメッキや管体の厚さを維持できたり、メッキが剥げた・・・!などの心配がぐんと減ります。
日々のお手入れ時間も短縮できるかと思いますので、ぜひ使ってみてください!